検討が成果につながらない(1):社員に考えさせ行動させる方法(5):マネジメント基礎講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

前回までに、
社員が自ら行動するための
3つの要素を揃え、
整える考え方と方法を
あなたと共有しました。

【今回の内容の動画】
(動画再生時間:14分57秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

【前回までの関連する内容】
社員が自ら行動する3要素:マネジメント基礎講座
内容の動画(下の画像をクリック:14分40秒)

社員に考え行動させる方法(1):マネジメント基礎講座
内容の動画(下の画像をクリック:11分8秒)

自ら考える社員を選ぶ方法:社員に考えさせ行動させる方法(2):マネジメント基礎講座
内容の動画(下の画像をクリック:13分31秒)

「自ら行動!」をもたらす要素:社員に考えさせ行動させる方法(3):マネジメント基礎講座
内容の動画(下の画像をクリック:12分42秒)

「今すぐ行動!」のポイント:社員に考えさせ行動させる方法(4):マネジメント基礎講座
内容の動画(下の画像をクリック:13分13秒)

 

3つの要素が揃い整えば、
社員が自ら行動する準備、
下地が整います。

その状態で、
事業の目的、事業の将来、
事業の戦略の検討、
実施内容の検討を行い、
実施することをが
上手く進むでしょうか?

「参加者が揃ったよね。
参加する人は皆、
重要性も直ぐやる必要性も
充分に理解・納得を
してくれているでしょ。

それではみんなで検討して、
整理をしてください。
施策を実施してください」
と参加者に伝えても、

あなたもすでにお気づきの様に、
検討や実施することが
進むことはないでしょう。

重要性も直ぐに取り掛かる必要性も
充分に理解・納得した参加者が
集まったとしても
検討や実施が成果につながらない理由。

それは、検討を行い、
その中身を行動するために必要な
2つの課題を抱えているからです。

2つの課題のひとつ目は、
検討の最初に起こる内容のズレです。

二点目は、参加メンバーによる
議論の進め方のズレです。

今回はこの一点目を
あなたと共有します。

 

現場分析をおこなう

ひとつめの課題は、
最初に検討する点が
ズレていることです。

事業の将来を考える、
その実現方法を考える、
となった場合、

最初に現状を把握する、
現場分析をおこなうことから
検討を始めることが
少なくありません。

すると議論の内容は、
次の様な観点で進みます。

「今、事業が伸びないのは、
この点がよくないからだ。
それをこの様に変えれば、
上手く行くはずだ。」

業績が芳しくない状況の場合、
この手の議論は
妙に盛り上がります。

悪者探しは、
やっていて気持ちが良いし、
解決に向かっている様に
思えるからです。

現在の状況の良くない点を挙げて、
その改善策を考える、
改善策の実施をおこなう、
という議論が進みます。

いわゆる
現状否定から議論が始まり、
議論が進みます。

時間と労力を割いて、
今の事業、経営の
よくない点をたくさん挙げ、
その解決策を並べます。

その中身は、
既存のありきたりの考えに
引きづられた中身が多いです。

今までより詳しくなった、
今までより具体的になった
程度の内容です。

よくあることは、

  • 教育ができていない
  • 育成をしていない
  • このやり方が良くないからだ
  • 社内ルールが整備されていない
  • 社内ルールを守っていない

などなどです。

あなたも散々、
目にしてきた様な内容
ではないでしょうか?

 

機会を逃すかもしれない

必ずしも現状を肯定する訳
ではありませんが、

だからといって、
現状を否定すれば良い
というものではありません。

現状には、
将来を見据えた場合に、
適切なこともあれば
不適切なこともあります。

実施が十分ではないために、
成果につながっていないこと
もあります。

今のやり方が
適切ではないために
成果につながっていないこと
もあります。

上手く行っていない、
芳しくない現状を否定する、
変えればよくなる
と言うものではありません。

必要なことは
今後も注力して取り組み、
不適切、不要なことは
今後は行わない様にする。

足りないことは、
今後実施する。

必要だけれど、
今充分ではないことは、
今後、充分にできる様にする、
というだけのことです。

今の状況を適切に評価しない
単なる現状否定は、

今現在の好ましい点を
これから役に立つ点を
取り除いてしまいかねません。

本当は注力することで
成果につながる
可能性があるのに

その機会を逃して
しまい兼ねません。

 

始め方がズレている

現状の否定に引っ張られるのは、
現状分析から様々な検討を
始めるからです。

経営や事業について
何かしら検討をするとなると、
多くの方がまず最初に
現状分析に取り組みます。

事業の状況が芳しくない場合、
あるいは、
いろいろ取り組んでいても
なかなか成果が出ない状況の場合、

現場分析をおこなうと、
「これが良くない」
「この点ができていない」
「あれを変えないといけない」

の「ないない尽くし」
になってしまいます。

上手く行っていないので、
どうしても良くない点に目がいき、

それを挙げることで、
解決しようと
考えてしまいます。

しかし、
解決を行なったとしても、
成果は思った様にはなりません。

検討を始める時点で、
議論する検討の中身が
ズレているからです。

スタートがズレているので、
その先におこなう検討が
上手くつなっがていても、

結局たどり着くところが
ズレてしまうからです。

100m先のゴールテープを切るために
スタートしたと思っていたのに、

走るコースではなく
コース外側を一所懸命に
走っている様な状況です。

必死に走っても、
ゴールテープを切ることは
残念ながらできない状況です。

 

スタート地点に立つ

今の事業、業務のやり方を
良いとか悪いとか、
どこを治す、改善する、
という視点も重要ですが、

それ以前に、
そもそもどこを目指すのか、
その点を明らかにすることです。

どこを目指す時に、
何が必要、重要で、
それが今どうなっているのか、
という観点が重要です。

もし今現在、
ハッキリしたものがないのならば、
これを機に明確にすることです。

もしすでに目指す事柄として
明確なものがあるならば、

この機会に改めて
ハッキリと宣言し、
認識することです。

どこを目指すのか、
という点から
様々な検討をはじめるやり方を
採用することが、

ゴールにたどり着く
適切な検討のコースです。

事業を成長させる
スタートラインに立ち、
そのレースに参加する機会を
手にすることができます。

 

経験がない!

現状分析から始めるので、
最初にズレてしまうのですが、

事業目的、事業の将来像、
戦略、戦術、実施計画、
施策の実施の様なテーマになると、

そもそも検討内容も検討方法も、
さらには実施方法も

どうやると上手く行くのか、
それがわからない状態
ということも少なくないです。

「今までだって、
社内でいろいろ検討してきたし、
実施してきたこともたくさんある。

知らない、わからないなんてことは
あるはずがないだろう」と、
あなたは思うかもしれません。

確かに今までも、
いろいろなことを検討し、
様々なことを
実施してきたと思います。

しかしそれは、
社員にとっては

指示されたことを検討する。
指示されたことを実行した。
それだけのことです。

行き先が決まった、
すでに敷かれたレールの上を
ただ動いていただけです。

実施する具体的なやり方は、
社員が考えたことが
多いと思います。

しかし、事業の目的とか、
事業の将来とか、
戦略などと言われると、

そんな小難しいことは
やった経験がないし、
知識があるわけでもない。

「答え、正解もないし、
そんな内容は経験がないし、
そもそもわからない」
と社員は考えています。

頭ではわかっていたとしても、
実際にやったことがある社員は
多くはありません。

実際にやったことがある社員でも、
上手く行った経験を持つ社員は、
実際には多くはないからです。

 

今までと同じ内容を並べる

正直なところ、
事業の将来像だ、
戦略だとなると、
やり方がわかりません。

難しそう、よくわからない、
これから勉強しなければいけない、
と社員は考えます。

今から勉強するなんて、
手間と時間がかかるし、
そんな余裕はないと
社員は感じています。

事業の将来像に対する
考えはあっても、

それを実現するとなると、
どうやって考え出すのか
わからないことが
少なくありません。

戦略などと言われると、
SWOT分析、3C分析、
4P分析などは

聞いたことがあっても
やった経験がある人は
多くはないものです。

知ってはいるけれど、
できるのだろうか、
少なくとも簡単じゃないよね、
と社員は感じています。

この意識、考えが
障害、壁となり、
検討する活動をおこなう
となっても、

固まってしまい、
社員は行動できない状態に
なってしまいます。

それもあるので、
手っ取り早く
取り組むことができる、
現場分析から取り組みます。

そして、
手っ取り早く答えが出やすい、
現場否定をおこないます。

以前におこなわた
議論を参考にして、
その解決策を並べるのです。

 

最初に設定すること

どの様に、何をどの順序で
考え議論をすると、

事業の目的、
事業の将来像が
明らかになり、

実現する戦略を
検討することができ、

戦略を実現する
施策を考え実行し、

実施結果を得ることができ、

さらに、戦略や将来像に
フィードバックができて、

より良い事業の将来の
実現に取り組むことができる、

という検討の手順と方法を
最初に設定していることが必要です。

それがないので、
行き当たりばったりに

現場分析から取り組み、
現状を否定したり、

SWOT分析などの
手法だけを用いて
検討した気分になったり、

施策を実行して
結果がわかっても、

戦略や将来像実現へ
向かっている
手応えがない状況、
施策をやっただけの状況を

あなたの経営、事業に
もたらしてしまうのです。

最初に何から検討をするのか、
だけではなく、

続けて何を
どの様に検討するのか、

一番最初に
検討の進め方、中身、
手順、やり方が
ハッキリしていること。

その進め方、中身、
手順、やり方はもちろん、
検討の進め方、考える中身が
簡単で誰にでもできること。

その点が揃っていることが、
実際の検討を行うには、
重要な点です。

実際に社員が考え、
検討を行い、
行動できるところまで
つながる重要な観点です。

 

検討が成果につながらない
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