やる気を出させるのは一部の社員でOK!

公開日:2013/09/19

更新日:2019/04/07


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

マヨネーズ付きの1億円おかし!
マヨネーズ付きの1億円おかし!

知り合いの方から、
おもしろいおかしを見つけた、
と頂きました。

1億ですよ。
しかも、マヨネーズ付きの1億です。(笑)

さて、、、

やる気を出すためのよくある施策は、
”全社員”を対象にしています。

やる気を出すように、
全社員に施策の実施を強制していますよね。

“人参をぶら下げる”ことからも、
”全社員のやる気を出す“ことを
狙っているわけです。

しかし、社員のやる気を出すなら、
“全社員を対象にしてやる気を出す”
という考えは止めた方が、
結果を手にすることができます。
参照:やる気を出させる相手とは?

”全社員を相手にしない”ということは、
一部の社員を相手に「やる気」を引きだす、
ということです。

一部の社員の、
仕事に対する「やる気」を引きだし、
事業の活動、日々の仕事を、
社員がおこなう様にします。

この一部の社員は、
事業・仕事に対して、
「やる気」が引きだされているので、

事業に携わる事を喜び、
仕事を面白く感じて行動します

そうすると社員は自ら、

  • 工夫して実行し、その成果を喜びます
  • 熱く議論を繰り返します
  • 実施した結果を熱心に考えるようになります
  • テキパキ行動し、いろいろな事に自ら取り組みます

社員は忙しいのですが、
仕事を楽しそうに、
面白がってやるようになります

その姿は、端から見ると、
活き活き、ハツラツと見えます。

この様な社員が社内に現れると、
活気溢れる「社員」と、
その社員のグループのことが、
残りの社員は気になりはじめます。

次の話は実際にあったことです。

「やる気」が引きだされ、
活き活きと仕事をする社員に、
他の部門やチームの社員が、
次のようなことを、
コソッと尋ねてくるそうですよ。

なぜ、あんた達は、
 そんなに仕事が楽しそうなの?
 いつも忙しそうに仕事をしているけれど、
 なぜそんなに面白そうに、
 仕事ができるの?」と。

あなたのグループ、良いよね。
 みんな活き活きと仕事をしていて、
 うらやましいなぁ。
 それに引き換えうちは、
 相変わらず沈滞ムードで・・・何が違うの?」と。

楽しそうに仕事をする社員が気になる状況。
『やる気』が出て活動する社員の事を、
見て見ぬ振りをしています。

この様な状況で、
「やる気」が引きだされた社員から、
具体的な施策への協力依頼が、
他の社員や部門に対して出てきます。

「今度、この様なことをやるので、
手伝ってもらいたいんだけど、どうかなぁ?」

「やる気」がどんなに引きだされても、
彼らのチームや部門だけで、
できあがる仕事ばかりではありません。

周りの社員や部門の協力が必要なこと、
他の組織やグループにやってもらいたいことが、
いろいろと出てきます。

周りの社員や他部門に、
手伝って欲しい、やって欲しい内容を説明し、
実際にやってもらう必要がでてきます。

その過程で、
周りの社員は施策の内容を知ります。
実施してみて結果・成果を体感します。

『やる気』を引き出す
対象になっていない社員の中に、
興味を抱き、関心が増す状況が生まれます。

  • そういう事をやるなら、手伝っても良いかな
  • もしかしたら手伝うと、面白いかも知れない
  • 最初は乗り気ではなかったが、やってみたら評判が良かった。それなら、もう少し関わってみようか。

こんな思い、考えが、
周囲の社員の中に生まれ始めます。

「やる気」が引きだされた社員の活動に、
周りが巻き込まれていきます。

そして徐々に仕事に面白さを感じ、
やってみようという雰囲気が現れ、
巻き込まれ、
いろいろなことを自ら実行するようになります。

巻き込みによる社員のやる気の推移
巻き込みによる社員のやる気の推移

前回同様、
やる気度合いのグラフでこの状況を示すと、
図のようになります。

全社員のやる気を、
ドーンと一気に高めるのことと異なります。

仕事へのやる気が引きだされ、
一所懸命に取り組む社員という、
小さな渦をまず作ります。

その渦が周りを巻き込み、
徐々に大きな渦に変えていく、
というやり方です。

全社員のやる気をドーンとあげる事に労力をかけても、
実際には労多くして、実りは少ないです。

同じ労力をかけるならば、
一部の社員にその力をかけて、
『やる気』を引き出す方が、
実現はしやすいです。

「小さな渦」の核として、
経営者のあなたが、
積極的に「やる気」を引きだす社員が
『「2」の人』。

それ以外の残りの社員は
『「8」の人』です。

パレートの法則の8:2が由来です。

「小さな渦」の「2」の社員の活動が、
社内の「やる気」と業績に、
大きな影響を及ぼす重要な位置づけです。

ただし、全社員の2割とは限りません。
というより、通常は1割か、
1割5分程度でしょう。

ただし、ゼロという事はありません。
必ず、何人かは、該当する社員がいますよ。

では、「2」の社員の「やる気」だけを、
引きだせばよいのでしょうか?

「8」の社員は、
「やる気」もなく、
漫然と働いていれば良いのでしょうか?

どうだと思いますか?

「8」の社員には、
楽しく仕事に取り組まないまでも、
前向きに仕事に取り組み、
すべき事に真剣に取り組み、
結果を出してもらう必要があります。

「8」の社員にも、
引きだすべき「やる気」があります。
それは、事業の現状・業績を維持するために、
最低限必要な「やる気」です。

「2」の社員の様に、
周りを巻き込み、
事業の業績向上を狙う「やる気」とは、
性格が少し異なるだけです。

そして、「8」の人のやる気を引きだしておけば、
「2」の人の「やる気」に由来する活動に、
ともて容易に巻き込まれることが、
経験的にわかっています。

冷め切ったロウソクに火をつけるよりも、
少し芯の近くを温め、
蝋を溶かした方が着火が早いこと、
をイメージしていただければわかると思います。

「やる気」を積極的に引きださないまでも、
その準備として、
仕事に「積極的・前向き」に取り組む「やる気」が、
だせるような下地を用意しておきます。

では、「2」の社員とは誰か?
「8」の社員とは誰か?
それぞれの「やる気」を、
どうやって引きだすのか?

それはこれから、
このブログの中で順次明かにしますね。

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