「すぐに、すぐに」を一度やめる

公開日:2018/11/22

更新日:2019/03/28


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

メッセージや広告、コピーなどで、

「簡単に結果がでる」
「ラクにできる」

といった表現に、
結構お目にかかります。

あなたも
よく目にすると思います。

「すぐに」と受け止める

簡単、ラクと聞いた時、
あなたは、どの様なことを
想像されるでしょうか?

この時、結構、
誤解があると思っています。

私も、かつて、
誤解していましたから、
結構、ありえることだと考えています。

それは、

簡単、ラクならば、
すぐに結果が出る

と意味を受け取ることです。

いかがでしょうか?
実際のところ、
結構あることだと思っています。

「すぐに」とは無関係

結論から言うと、

簡単に、ラクに、は、
「すぐに」とは関係しません。

結果として、短い時間に
なる可能性はありますが、

簡単、ラクだからといって、
すぐに、短い時間で、
どうにかなるわけではありません。

簡単とは、
こみいっていないこと。
取扱いがたやすく、
手数がかからないこと
を指します。

どこにも、
すぐに、短い時間で、
はありません。

ラクは、
苦労するまでもなく、
たやすいこと、
を意味します。

時間ではなく、
手数がかからない、
たやすくできる、
と言うだけの意味合い
です。

時間とは無関係

「ラク」の意味するところは、
小難しい理論、理屈を
理解する必要がないとか、

込み入った資料や、
成果物を作る必要がない、

あれもこれもどれもやらないと、
答えに近づかない、
ということがない。

ということだけです。
時間軸はどこにもありません。

ただし、手数がかからず、
たやすくできるならば、

場合によっては、
短い時間で終える可能性が、
生まれるだけです。

多くの場合で、
簡単、ラクが、
すぐに、短い時間で、
と結びついてしまっています。

これは適切ではない、
認識がズレた理解です。

時間は必要

簡単、手数がかからなくても、
時間を要することはあります。

例えば、考えること。

考える内容は簡単で、
ラクに考えられること、
であっても、

それを詳しく考えるには、
それなりに時間が必要です。

チョッチョッと考える、
というわけにいかなことが
少なくありません。

考えた内容を整理することも、
難しい整理方法を使わなくても、
それなりの時間を要します。

考えること、整理することは、
方法が簡単でラクでも、
時間を必要とします。

一回に考える時間は短くても、
それでお終いではなく、

二回、三回と、
何度も繰り返し考えることが、
生じます。

時間をかけずに「すぐに」だったら

もし、時間をかけずに、
考えずにすぐに行動したら、
どうなるでしょうか?

もし、考えずに、
目の前に示された
テクニックだけを使ったら、
どうなるでしょうか?

結果が充分ではなかった。
もっと結果を手にしたい。

この時に、

  • なぜこの行動をしているのか。
  • 適切な行動だったのか。
  • 行動に過不足はなかったのか。
  • 他の行動内容はなかったのか。

ということがわからなくなって、
やりっ放しになる可能性が、
高いと思いませんか。

結果をもっと良くしたい、
改善したいと考えた時、

  • 何を得たかったのか。
  • このテクニックは適切だったのか。
  • 他のやり方はなかったのか。
  • 他に使えるものは何があるのか。

この様なことに、
たどり着けなくなる可能性が、
高いと思いませんか。

簡単、ラクチンであっても、
必要な時間はかかる
と考えましょう。

時間がかかるところは、
時間がかかります。

時間をかけるところには、
時間をかけた方が良いです。

時間が必要なところに時間をかけないと、
先々、得られるものが手に入らなくなります。

時間をかけないことで、
目先の結果が手に入ると思っていても、
実際には、思った成果は出ません。

そして、行き詰まります。

目先、短期間で、
結果をすぐに手にする。

この様な
「すぐに、すぐに」発想を、
一度、止めてみましょう。

 

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