現状把握を用いて戦略を検討する方法

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

戦略を作るために現状把握が必要。

よく聞く言葉です。

しかし、よくよく考えると、

現状把握は、
その作業量自体すごく大きいですし、
実施するための期間も必要ですし、

あなたにも経験があるかもしれませんが、

現状把握を行ったからといって、
その結果を何にどこまで活かせるのか、
結構、曖昧なことが多いです。

この状況で現状把握を行うので、
実施は容易なことではありません。

その点は、
今までの動画でお伝えしてきました。

参照:成果・結果が激変する作業指示
参照動画:(画像をクリック)

参照:現状把握は本当に役に立つのか?
参照動画:(画像をクリック)

今回から、現状把握の中身の
核心について考えます。

(動画再生時間:11分47秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 

位置がわかったとして

今までお伝えしてきた、
作業の指示の出し方、
現状把握の中身を考えると

現状把握は行っても無駄なのか、
という疑問が湧いてくるでしょう。

では、そもそもの話、
最初に戻って考えてみましょう。

現状把握によって、自社の状況、
いわゆる自社の位置が解る。

今回のお話の元になっている社長さんが、
アドバイザーの方からの指示で、
現状把握に取り組んだ理由が
この点でした。

現状把握を行うことで、
自社の位置が解ったと仮定した時、

自社が次に目指して進むところが
わかるでしょうか?

自社の位置が解れば、
戦略が検討できるのかということです。

いかがですか?

 

旅行で最初に決めること

例えば、
旅行に当てはめて考えてみましょう。

今、あなたが例えば、
品川のオフィスにいる事が解ったとして、

その情報を元に、どこに旅行に行くか?
どうやってその旅行先に向かうか?
ということがわかるでしょうか、
ということです。

品川のオフィスにいることがわかれば、
これから旅行でどこに行ったら良いか
わかるでしょうか?ということです。

例えば、これから日光へ行くとか、
新潟へ行くとか、
はたまた、札幌に向かうことが、
わかるか、という質問です。

もうおかわかり様に、
その様なことは解りません。
解る訳がありません。

この旅行の話の例と同じ事を、
多くの社長さんは、
経営・事業に関してやろうとしています。

今回の話の相手になっている社長さんも、
アドバイザーの方の意見を取り入れて、

品川にいることを明らかにして、
その事実から旅行先、
そこへの行き方を決める、考えることを
やろうとしていました。

この際なのではっきり言いますが、
逆です。全くの逆です。

 

目的・ゴールが先!

旅行をする時に、
今、品川にいるからどこに行こうか?
とは、普通は考えません。

普通は、
”どこどこに行きたい、
どこどこに行こう”の方が先です。

旅行で札幌に行きたい!
あるいは、京都に行きたい、
新潟に行きたい!

これが先です。

今は品川にいるから、
そこから出発になるとすると、
どこを経由してどんな方法で
例えば札幌に行こうか?と考えます。

最初に目的、
いわゆるゴールを明らかにしてから、

出発点がどこで、
そこから目的、
ゴールである目的地にたどり着くには、

どの様な方法と経路で行くのかを
考えることをします。

目的、ゴールが先です。

この目的、ゴールがあった上で、
現在どこにいるのかわかるから、

この目的、ゴールへたどり着く方法、
どの様な方法で、どの様な経路を通って、
何を使ってこの目的地・ゴールへたどり着くのか、
いわゆる戦略を作ることができます。

この観点から、
現状把握をやってから戦略を作ることは、
全くの「逆」であることがわかります。

目的、ゴールを明らかにすることが先です。

ところが、この目的・ゴールを
曖昧のままにしているケースが
本当に多いです。

あなたの会社・事業は、
この目的・ゴールがハッキリしていますか?

あなたの会社はどうでしょうか?

 

現状把握の比較対象

旅行の場合は、
品川にいる事がわかれば、

例えば目的地の札幌に
どの経路でどうやって行くかは、
調べれば解ります。

飛行機を使うとか、
北海道新幹線を使って、
その後在来線で行くとか、
フェリーを使って行くだとかは、
調べればわかります。

では、経営・事業の場合はどうでしょうか?

品川にいるのような
自分の位置がすぐ解るでしょうか?

比較するための緯度、経度の様な
共通の事業のゼロ点、起点、指標はないですし、
他社比較もうまく使えない部分が多いです。

この点は、前回までにお伝えしました。

この状況では、実際には自社の位置は
ほとんど解らない状況です。

では、どうするのでしょうか

自社の位置を示す共通のゼロ点、
基点はありませんでした。

この状況で、
数学の座標を用いた時のように、
誰もが納得できる
自社の位置はわかりません。

自社の絶対位置がわかれば、
他社との比較も楽なのですが、
現実には自社の絶対位置はわかりません。

この絶対位置がわからないので、
競合や比較する相手の会社を見つけて、
相対位置が解れば良い、
と考えることができます。

しかし、前回にもお伝えした様に、
他社との比較も
うまくできない、難しいです。

では、何と比較すると
戦略を作る時の役に立つのでしょうか?

いかがですか?

 

戦略を検討する方法

何と比較するのか。

それは、自社がどこにいるのかではなく、
目的とゴールから見たときに、
自分たちがどこにいるのか、ということです。

これが明らかになっているから、
目的・ゴールを実現するための
戦略を検討することができます。

 

現状把握のポイント

比較をする以上は、
現場把握は必要です。

この時の現場把握は、
どの様な内容になるでしょうか?

今回の話の社長さんが、
最初に考えていたような事項、内容、

あるいは社長のあなたが
普通に考えていた内容を、
現状把握として調べることになるでしょうか?

項目としては、
入っているものもあるでしょう。

ただし、ここで重要な点は、
現状把握と称して、
闇雲にデータを集めて把握、分析をすることは、
やめた方が良いです。

どの様な事を把握するために
データを集めて分析をするのか、

それによって経営・事業の目的、ゴールとの
比較ができることが重要です。

あなたもお気付きの様に、
経営・事業の目的・ゴールを
達成しようと考えたとき、

必要となる事項、項目は何なのか
の観点で今の状況を調べること。

これが本来、
行わなければならない現状把握です。

そうすると、
現状把握として調査する項目は
絞られますし、

該当事項の調査ポイントも
ハッキリとします。

当初、この社長さんが
考えておられた様な現状把握を実施すると、

時間と手間ばかりかかって、
ありきたりの結果だけになり、
どう役立てるのかわからなくなります。

しかも、今の業務と並行して、
短期間に行おうとするので、

担当者が疲弊しますし、
手抜きや不十分な内容になる可能性が、
極めて高いです。

そして、戦略の策定には
ちっとも役に立ちません。

このことは、
私も実際に経験したことがあります。

あの時の徒労感は凄まじいかったです。

そんなことは、
あなたには避けていただきたいと思います。

現状把握には意味があります。

しかし、
現状把握の効果を手にしたいならば、

経営・事業の目的、ゴールを明らかにした上で
その実現に対する今を比較する目的で、
現状のデータを集め、把握する必要があります。

あなたの会社、事業の戦略を作る、
そのための現状把握をするならば、
今回のポイントを押さえて
取り組んでください。

役立つ現状把握ができて、
効果的な戦略を作ることが実現します。

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