成果を手にするために直ぐに行動する考え方:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

新しいことをやろう!
改善して良くしよう!

経営、事業だけでなく、
日頃の生活をしていても、
この様に考えることは少なくありません。

しかし。

実際には行動することができず、
成果を手にできる方は多くはありません。

なぜ実行につながらないのか、
前回はその原因と
実行するための対応策をあなたと共有しました。

【関連する前回の内容】
決断しても成果を手にできない理由:社長の経営講座
 <内容の動画:15分52秒>

「実行」という行動をすれば良いのですが、
「うまくいかなかったらどうしよう」
「悪いことが起きるかもしれない」
「大変なことをやることになるかもしれない」と

どうしてもネガティブな思考に
私たちは引きずられてしまい、
実行せずに済ませてしまいます。

そこで今回は、直ぐに行動するための
更なる考え方をあなたと共有します。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:11分19秒)

「うまくやろう」と考えるから

そもそもですが、
何かをやろうとしたときに
なぜネガティブな考えが
あなたの頭を支配するのでしょうか?

なぜならば、
「うまくやろう」、
「良い結果を手にしよう」、
「成功しよう」と考えるからです。

「うまくやろう」と考えるのは、
新しいこと、改善を実行すると
そもそもうまくできないと
考えているからです。

「良い結果を手にしよう」
と考えるのは、
新しいこと、改善を実行しても
そもそも良い結果にはならない
と考えるからです。

「成功しよう」と考えるのは、
新しいこと、改善を実行しても
そもそも成功は難しい、
成功しないと考えているからです。

暗黙のうちに、
新しいこと、改善を実行すると
ネガティブな状況が起きるものだ、
と私たち自身が
とらえているからです。

だから、ネガティブな事柄、
事象が起こると心配し、
不安になります。

ネガティブな考えに、
あなたの脳は支配をされています。

ネガティブ発想を解く

このネガティブな発想から、
あなたの脳を解き放つには、
どうしたら良いでしょうか?

「うまくやろう」と
考えないようにしても、
脳は自然に考えてしまいます。

そのため
「うまくいかなかったらどうしよう」
と自然に考えてしまうのでした。

新しいこと、改善の実行に対して
ネガティブなことを
考えない様にすることは、
私たちにはほぼできない、
とても難しいことです。

今までこの様に考えることを
私たち自身が自分の脳に許し、
長年に渡り考えてきているからです。

私たちがネガティブに考え、
物事を捉えることを
避けることはまずできません。

「うまくやろう」と考え、
「うまくできなかったらどうしよう」
と考えることは、
ほぼ避けることができない事象なのです。

そこで。

「うまくやろう」と考え、
「うまくできなかったらどうしよう」と
考えをめぐらし始めたたならば、

というより、
ほぼ間違いなく
この様に考えると思います。

このような考えが浮かんだら、
この考えを書き換える様にします。

「うまくできなかったらどうしよう」
という考えになるから
行動せずにいる状況を
書き換えるようにします。

どうにもならない!

それには、
「やろうと考えた新しいこと、
 改善のための行動を
 ただ一所懸命に実行しよう、
 一所懸命に取り組もう」
と自分に言い聞かせます。

頭の中に浮かんだ考えを
”ただ一所懸命にやろう”ということに
なぜ書き換えるのでしょうか。

何かをあなたが行った時、
それがうまくできたのか、
うまくできなかったのかは、
やった後でなければ
評価できません。

やらない前には評価できないので、
それをどうこう考えることが
時間の無駄です。

さらに。

新しいこと、改善などに
あなたが取り組んだとき、
それがうまくできたのか、
それともうまくできなかったのかは、

やった結果に対する
第三者の評価でしかないからです。

実行した後にあなた自身が
「うまくできたな」とか、
「うまくできなかった」と
自己採点することはあるでしょう。

しかし。

自分ではよくできたと思っていても、
第三者、例えば上司や同僚、
お客様からの評価では
「よくできたとは評価されなかった」
という経験が
あなたにもあると思います。

これとは逆に、

自分ではうまくできなかった
と考えているのに、

第三者からはよくできている、
と評価され、褒められたり
感謝された経験があるでしょう。

あなたや私がおこなった
行動の結果に対する第三者の評価は、
あなたや私の頭の中の考えと
一致するとは限りません。

簡単にいうと、
実行した結果への第三者の評価は、
実行したあなたにも私にも
どうすることもできない事柄です。

そうだとしたら、
実行結果に対する
第三者のあなたへの評価を
気にすることはありません。

というより。

気にしてもどうにもならない、
気にしてもなんにもならない、
ということです。


あとは”実行する”だけ

新しいことや改善を行う際に、
一所懸命に取り組むのか、
それとも手を抜くのかは、
あなた自身で選択できます。

自分で選び、
一所懸命やることもできますし、
一所懸命やらなくもできます。

そこはあなた次第、
あなた自身でコントロールできます。

やってみて、
「一所懸命にやった」と
自分を評価することはできます。

「一所懸命にやらなかったな」と
自分を評価することはできます。

そうだとしたら、
新しいこと、
改善をすること、

その実行そのものを
一所懸命に取り組もう、
一所懸命にやろう、
と考える方が、
あなた自身にとって
とてもプラスだと思います。

いかがですか?

一所懸命に取り組もう、
一所懸命にやろう
との考えで頭の中を書き換えれば、
あとはやるだけです。

一所懸命にやるだけです。

そこには不安も心配も
気にする必要はありません。

ただただ、
新しいこと、改善の活動に
一所懸命に取り組むだけです。

ただ一所懸命に

一所懸命に実行をして、
評価できる好ましい結果がでれば、
それは素晴らしいことです。

一所懸命に取り組んだけれど、
好ましい結果が出なかったならば、
実行する内容を
改善すれば良いことです。

好ましい結果が出なかったのは、
あなたは手を抜いたわけではなく、
やり方が十分ではなかった、
適したやり方ではなかった、
というやり方、プロセスの
問題であり、課題です。

やり方、プロセスの問題、
課題を改善して、
また一所懸命に
取り組むことができるでしょう。

あるいは、
あなたのスキルや能力を
高めることをおこない、
一所懸命に取り組むと
新たな結果がでるでしょう。


結果や評価に思いを馳せ、
意識を置くのではなく、

「一所懸命にやろう」
「一所懸命に取り組もう」

と考えると、
行動しやすくなると思います。

結果や評価は、
あくまで結果でしかありません。

あなたが一所懸命にやっても、
好ましい結果がでることもあれば、
好ましい結果が
手に入らないこともあるでしょう。

しかし。

あなたが一所懸命に取り組んだ、
という事実は、

あなた自身に
満足をもたらすでしょうし、
第三者もその部分は評価するものです。

能力の高い人、上司などの
第三者ほど、

結果は水ものだ、
ということをよく理解しています。

ただし。

一所懸命に物事に取り組むのか、
できれば手を抜きたいのか、
というその人の姿勢は、

結果に関係なく重要なことを
よく理解しています。

だからこそ、
一所懸命に取り組む人を
高く評価します。

実行した結果を評価するのは、
人の能力を理解していない方です。

「一所懸命に取り組む」
「一所懸命にやる」

このことは、
私たち自身の行動を
強く推進するだけでなく、

人の能力、資質、考え方を
どの様に捉え、評価するのか、
ということと強く関係しています。

この後者の点は、
取り上げると長くなるので、
機会を改めてお伝えしますね。

ただし。

少しだけこの点で補足をして置くと、
目標管理による人事評価は、
実際にはズレているということです。

目標に対する達成状況という結果で、
社員の仕事への評価をすることは、
うまくいかないということです。


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