経営、事業の改善、改革ができない原因

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営や事業、社員のことに関して、
いろいろ改善したい。改革したい。
でもなかなか進まない。

その一つの原因について今回はお伝えします。

 

カレーの変わった材料

コーヒーブレイクをしながら、
TVをなんとなく観ていました。

明治時代にどの様なことが始まったのか、
を特集している番組が流れていました。

ありがちな昭和を飛び越し、
明治まで遡ったのか、
と思いながらボーッと観ていました。

西洋からの食が、
明治時代に書籍を通じて
一般家庭にも浸透した様です。

書籍に書かれたレシピをもとに、
当時の家庭のカレーを作ってみよう、
ということのようです。

実査に材料を前にして、
グラビアアイドルらしき女性が、
レシピに沿って材料を選び、
調理していきます。

「玉ねぎじゃないんだ」と言いながら、
アイドルが長ネギを切ります。

さらに、
生姜をみじん切りにし、
鯛の切り身を入れ調理が進みます。

レシピの次の材料が、

・・・

・・・

カ・エ・ル。

「えーっ、カエル!!!
わーっ、ヤダヤダ。
えっ、(肉を指差しながら)これ?
これ絶対に下半身だよね。」

とアイドルの
悲鳴にも近い声が響きます。

調理台のトレイには、
皮を剥いだカエルが、
あの脚の姿もそのままに、
何匹か並んでいます。

「触れない。絶対に無理」
とアイドル。

誰がトレイから載せたのか、
いつの間にか
まな板の上に二匹のカエル肉。

アイドルは、
「えーっ!」とか「ムリ、イヤだ」
などと叫びながら、

まな板を鍋の上に持っていき、
切ることもなく、
そのままカエル肉を、
鍋のなかに落としました。

 

変化を避ける理由

香辛料を入れて煮込み、
カレーが完成。

器に盛るときも、
「これカエルだよね。
えーっ、これ食べるの」と。

実際に食べることになり、
目をつぶり、
嫌々口にカエル肉を運びます。

カエルの腿を歯で挟み、
なんとか口の中に入れ、
噛み始めると、、、
「あっ、美味しい」と。

そこからはムシャムシャと、
カエルも他の具材も、
美味しそうに食べていました。

食べたことがある人からすれば、
カエルを嫌がる理由は
ないんですけどね。

フランス料理にも中華料理にも、
カエルは使われていますから。

私もフランス料理で
カエルは食べたことがあるので、
アイドルの騒ぎっぷりは、
滑稽であり五月蝿いだけでした。

日頃、牛肉、豚肉、鶏肉、
あるいは魚にせよ、

あのアイドルだけではなく、
私たちは普通に触り調理しています。
食べています。

でもですね、
そもそもの姿や、
加工される過程を考えると、

牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、
あるいは魚にしても、
カエル肉の場合も、

大きさの差こそあれ、
同じような加工をしています。

それなのに、
カエル肉はダメで、
なぜあんなにアイドルは
大騒ぎをしたのでしょう。

答えは簡単。

慣れていないから。
日頃接することも、
手にすることもないからです。

 

知らずに損をする

牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉などは、
当たり前にスーパーで見ている。
加工された肉を見ている、
日頃調理に使っている。

だから、
触ることも抵抗はないし、
もちろん、食べることも
なんともないわけです。

しかし、カエル肉には、
日頃お目にかからないし、
スーパーにはないし、

当然、食べることも、
手にすることもありません。

歴史を振り返れば、
日本も大正時代に米国から、
食用としてウシガエルを導入。

1950年から1970年に、
年間数百トンが輸出用に
生産されたとか。

日本で流行らないだけで、
中国では希少価値の高い肉、
とされていたりします。

東南アジア、ヨーロッパでも、
普通に食されています。

お高いですが、
日本では今、通販で購入できます。

知らないだけってことです。

知らずに馴染みのないものを
避けよう、関らない様にしよう、
と私たちは簡単にしてしまいます。

知らないもの、
馴染みのないのものが、
本当は自身にとってプラスや
良い点や効果があるかもしれないのに。

大変な損をしている可能性が、
本当はとても高いのに、
そこまで気が回らずに、
避けてしまっています。

あのアイドルも番組だから、
「キャー、イヤー」と
悲鳴をあげながらも調理し、
食べました。

そしてカエル肉が、
鶏肉の様に美味しいことを知りました。

これでカエル肉を頻繁に食べる、
ということにはならないでしょうが、

もし番組の強制力がなければ、
そのまま食べずに
済ませてしまったことでしょう。

日本であまり知られていないだけで、
世界では普通で高級なカエル肉を
味わう機会を逃したことでしょう。

勿体無いといえば勿体のない事、
折角の機会を逃すことにも
なってしまったかも知れないわけです。

 

改善、改革につながる行動

私たちには、
「食わず嫌い」が少なくありません。

食わず嫌いで、
折角の活かせる機会を
逃して損をしていることが、
少なくありません。

経営や事業に関する
考え方や方法があったとしても、

少し気にはなるけれど、
聞き慣れないからとか、
自分が知らなかったからとか、

「今はまだいいよ」とか、
「まだ早いから」とか、
「他にもあるかもしれないから」とか、
「流行っていないから」と、

敬遠し、避けようとすることが、
実際には少なくありません。

カエル肉の様に、
食べてみれば、
美味しいと感じるのに。

あなたの経営、事業に、
大きなプラスをもたらす
可能性があるのに、
自らその機会を逃し、
損をしていることに気づいていません。

勿体無いと思いませんか?

カエル肉の様に、
何事も食べてみることが必要だと思います。

だから。

その考えや方法に関する、
教材や本を読むとか、
セミナーに参加するとか、
勉強会や親睦会に出るとか。

もう少し深く知る機会を設ければ、
済むことなんですけれどね。

ほんの少し踏み出すだけなのですが、
でも、やらないんですよね。

いろいろ得られる機会があるのに、
経営、事業で改善、改革する機会を
結局失ってしまいます。

そして、
「いろいろ改善したい。改革したい。
でもなかなか進まない。困ったな」
と言い続けることになります。

内容をより深く知ろう、
活かせるかどうか確かめよう、
と機会を活かす
意識と行動は必要です。

それをやるから、
自身に本当に役立つ内容に出会い、
それを活かすことができます。

そして、経営、事業で、
改善、改革を行うことができ、
成果、結果を手にすることができます。

例えば、セミナーに参加するなど、
あなたはどの様なやり方で、
もう少し深く知ることを実行しますか?

 

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