「指示待ち社員」の会社が行き着く先

公開日:2019/08/02

更新日:2019/09/15


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員をマネジメントするとは、
どの様なことなのか
についての第2回目です。

(動画再生時間:7分32秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

社員をマネジメントすることは、
社員の操縦法とは異なりますし、
社員をコントロールすることとも異なるし、

一般に管理職などで言われる
この”管理”の内容とも異なります。

制限・制約のある状況が前提で、
それでもいろいろなことを引き出し
活かすことがマネジメントです。

この点を前回、お伝えしました。

参照:社員をマネジメントするとは?
動画:(画像をクリック)

では、社員のマネジメントは、
実際にどの様にやることでしょうか?

 

社員を操縦する

マネジメントに入る前に、
比較のためにも、まず
”社員を操縦する”ことから少し考えてみましょう。

”社員を操縦する”

この考えの根底には、
社員は、必ず従うという考えではないでしょうか?

あなたが操縦桿を握って
ロボットを操るように、

社員の活動、行動をコントロールしたい
と考えていることに該当します。

正義の味方、鉄人28号を操る正太郎君の様に
社長のあなたがなるわけです。

あっ、鉄人28号、ちょっと古かったですね。
(確か、神戸に、阪神淡路大震災の復興のモニュメントとして、
高さ18mの像があったと思います。)

私が小さい頃にあった漫画です。
アニメにもなっています。

リモコンボックスがあり、
そこに操縦桿がついていて、
それを正太郎くんが操作すると、
巨大なロボット鉄人が動きます。

これと同じ構造です。

リモコンボックスの操縦桿を、
社長のあなたや管理職が動かすと、

ロボットに当たる社員が、
あなたの思い通りに動く状態です。

あるいは、最近で例えると
ガンダムを操縦する様なものです。
(それでも古いかもしれませんが)

操縦席に乗ったアムロが、
ガンダムの手足を操作して動かす様に、

社員を社長のあなたや管理職が
動かしたい様に動かす状態です。

 

社員の行き着く先

その時に、社員は本当に、
あなたの思い通りに動くのか?ということです。

いかがでしょうか?

答えは簡単だと思います。

ロボット様に動かすことは、
かなり難しいでしょう。

とはいえ、
社員の操縦を繰り返すと、
社員はどうなっていくでしょうか?

どんどん操られる可能性が高くなります。

仕事では、自分で考えるより、
指示されるほうが楽だからです。

その結果、あなたの会社の社員は
どうなって行くでしょうか?

行き着く先は、
社員が”指示待ち”になります。

指示待ちなると、
あなたの言う通りに動いてくれるので、
楽チンと考えることもできるでしょう。

しかし。

社員は自分で考えることはしないですし、
ましてや、
気を効かせて何かすることもないです。

ロボットといっても、
鉄腕アトムとは異なり、
人工知能を持たない機械の塊なので

全てについて、
社長のあなた、管理職が
指示をしなければならないのです。

その様な指示待ち社員の集合が
行き着く先のあなたの会社です。

これは、あなたにとって、
好ましいことでしょうか?

答えは明らかだと思います。

好ましいことではないでしょうし、
指示待ち社員は嫌だ
と考えられると思います。

私もかつて、実際に、
指示待ち社員の集合体を作ってしまい、
それは痛い目をみました。

ですから、
指示待ち社員は嫌なことです。

社員を操縦しようとすればする程、
当たり前ですが、
社員は操縦されるようになってしまいます。

しかしこの操縦は、
あなたが全てを操縦しなければならない状態だ
ということをよく考えてください。

 

聞かない、動かない

今回取り上げているマネジメントは、

端から人は
こちらの言うことは聞かない、
こちらの思い通りには動かない、
という考えに立っています。

実際、社員は、
ほとんど聞いていません。

上司に言われるから、
自分に関係がありそうだから
聞いているだけで、

内容を理解して、
さらにいろいろなことを考えて、
必要なことをやろう、
という人は現実には多くはないです。

我が身に降りかかるから
やろうとするだけです。

しかし、その時であっても、
自分に関係していないところまで
考えを広げてなんとかしよう、
働きかけようと考える人は、
本当に多くはないです。

これは、管理職、役職者であっても
同じことです。

聞かない、動かない。

この状況で、
そうは言ってもどうやって
こちらの意図を解ってもらい、
必要な行動をしてもらうか?

”社員のマネジメント”の一番ベースになる考えを、
ここにおいています。

 

社員をマネジメントするとは

人を管理する、
社員を操縦することと、
マネジメントは全く別物です。

マネジメントは、
社員から良いものを引き出し、
それを活用することです。

ただし、引き出すこと、活かす事は、
こちらのいう事を聞かない社員が相手なので、
簡単ではありません。

まず、こちらの
意図していることを社員に伝え、
それを理解してもらい、

そこから実行してもらう、
行動してもらうことが必要です。

次回は、この相手に伝えることと
それを理解してもらい行動につなげるには
どうするのかという点を考えます。

 

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