お客様に提供する 本当の「価値」とは?

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

前回までに、
事業を通じて実現すること、
すなわち事業の目的とは何か、

お客様に価値を提供すること、
事業における価値とはどのようなことか、

そして、
事業の目的、価値を明らかにするためには、
事業の対象となるお客様の
とらえ方、認識の仕方が重要な点を、

それぞれあなたと共有しました。

参照:事業で「あなた」が実現すべきこと
参照動画(下の画像をクリック)

参照:事業における価値とは何か?
参照動画(下の画像をクリック)

参照:「お客様」は誰のこと?事業におけるお客様を考える
参照動画(下の画像をクリック)

これらのまとめの意味も含めて、
事業が提供する価値について、
もう一点、重要なことを
今回、あなたと共有します。

(動画再生時間:11分11秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 お客様から収集

お客様のとらえ方、
認識の仕方が重要であることを
前回あなたと共有しました。

お客様の捉え方が、
事業の目的、
事業が提供する価値に
影響することをお分かりいただけると、

勘の鋭い方は、
お客様の要望、問題、課題を
明らかにするために、

例えば、アンケートを取るとか、
直接ヒアリングをするとか、
お客様とお話をする機会を設けよう、
と考え、実行されるでしょう。

お客様の意見や考えを
直接お聞きする、
集めるということは、

事業の価値、事業の目的を
明らかにする観点から、
とても重要なことです。

是非、このような機会を設けて、
お客様の考え、意見を
集めて、整理をしてください。

お客様にとって十分か?

お客様からアンケートを取るとか、
お話を聴く機会を設けて、

集めたご意見、要望、
問題、課題を整理したとしましょう。

この中から、
あなたの事業、あなたの会社で、
実現できること、
解決できることを整理して、

それを実現するように
業務や施策を行おう、
ということになるでしょう。

素晴らしいことです。

お客様の要望、問題、課題。

全てを解決できなくとも、
重要な幾つかを、

あなたの事業を通じて解消できれば、
それは貴重な価値の提供になります。

では、それで十分でしょうか?

お客様の要望や問題、課題。

その主だったものが
少なくとも解消できれば、
価値を提供する観点で、
お客様にとって十分だろうか、
という質問です。

いかがですか?

当たり前

もちろん、十分、
あるいは、
かなり十分を満たしている、
ということはできます。

お客様にとって価値を感じることは、
十分あるでしょう。

事業者の立場ではなく、
あなたが購入者、
お客様の立場になったときのことを
ちょっと思い出してください。

商品・サービスに接したときに、

「そうそう、これこれ」とか、
「そうなんだよ、
ここが必要なんだよ」
と思うことは当然あると思います。

お客様としての要望、問題、課題が
満たされる瞬間の一つでしょう。

と、同時に、

「ここまでやって
当たり前なんだよね」
のようなことを感じことが
少なくないと思います。

お客様自身がわかっている、
理解している要望、
問題、課題は、

解消すると嬉しいですが、
同時に、「当たり前」の感情が、
すぐに沸き起こってくるものです。

 

どちらに価値を感じるのか?

ここで、あなたが実際に、
ご自身の事業を通じて
お客様に接したときのことを
思い出してください。

例えば、
リフォームで考えてみましょう。

お客様は古くなった
キッチンカウンターのリフォームを
考えていらっしゃいます。

ご家庭のサイズや使い勝手を調べ、
カタログなどでいくつかの候補を選び、
その上で工事の相談に見えました。

お客様が考えられているのは、
古くなったキッチンカウンターを
新しくすることです。

水回りのリフォームに
長年携わっている方、

今までの話でいうと、
価値を提供する事業者の方から見ると、
キッチンカウンターを
新しくするだけではなく、

排水周りの配管などの施工を
併せて検討して整備する方が、

将来的を考えると、
長持ちするとか、
使いやすいことが
少なくないそうです。

本来はキッチンカウンターの
入れ替えを機に、
水回りの施工も検討すると
今後の生活にとって
より良い状態になるわけです。

キッチンカウンターの
入れ替えについて
検討するというだけの内容と、

キッチンカウンターの交換だけでなく、
今後の生活を考えて、
キッチンの水回りの整備を
提案する内容と、

あなたはどちらの中身に
価値を感じるでしょうか?

お客様は気づいていない

もちろん、
最終的にどうされるかは、
それはお客様ご自身が
選択することです。

費用面を考えて、
キッチンカウンターの交換だけを
今回は選択することもあるでしょう。

これを機会に、
キッチンの水回りについて、
検討される方もいらっしゃるでしょう。

あるいは、

家庭の他の水回り、
洗面所や浴室、トイレの水回りについて
詳しく話を聞きたいと
考えるお客様もいらっしゃるでしょう。

お客様ご自身の要望、
問題・課題の解消に関して、
お客様はどの部分に
価値を感じるでしょうか?

あなたご自身の事業の領域、
範囲に関して、

あなたがプロフェッショナルであり、
専門家であるとご自身を認めるならば、

今までにもお客様とお話をしているときに、
要望、問題・課題の解消について
お客様ご自身が考えていることが、
必ずしも十分ではないと感じたこと、

先ほどのリフォームの例のように、
プロの目から

お客様が気づいておられない重要な点を
提案された経験が
少なからずあったと思います。

お客様が考えていらっしゃる
要望、問題・課題を
解消することは必要です。

ただし。

お客様は、その領域、範囲に関して、
経験、知識が十分とは言えません。
よくご存知とは限りません。

お客様が気づいていない点は
少なくありません。

提供する本当の価値

その領域、範囲に関して、
経験、知識が豊富で、
プロフェッショナルである
あなたから見たとき、

ここまで考えた方が、
ここまで取り組む方が、
お客様の要望、問題・課題の解消を実現し、

さらにより良い状況を
お客様が手にできる、
という点がたくさんあると思います。

この点から考えると、
事業の目的、
事業がお客様に提供する価値は、

お客様がご自身で理解、把握している
要望、問題、課題の解消を実現すること
だけでは十分とは言えません。

プロのあなたの視点、
経験・知識が豊富な
専門家のあなたの視点から、

お客様ご自身の要望、問題・課題を
解消することを実現する際に、
取り組むことが好ましい部分までが、

事業の目的、
事業が提供する価値の中に
入って来る必要があります。

お客様の要望、問題・課題の解消を
実現するときに、
お客様が気づいていない、
しかし重要な点、
そこまで提供する。

それがあるので、
要望、問題・課題が解消することを
お客様は手に入れるだけではなくなります。

「ここまでやって当たり前」という
感じ方では終わりません。

当たり前の価値を感じるだけでなく、
それ以上の価値、

お客様自身が
気づいていなかったけれど、
大切だと感じられる点を
手にすることができます。

そこに新たな価値、
「当たり前」ではない価値を
お客様は手にすることができます。

事業の目的、
事業を通じてお客様に提供する価値
を考える際には、

お客様の要望、問題・課題だけでなく、
それに関係して、
プロであるあなた、
専門家のあなたの視点も加えてください。

 

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