経営・事業戦略ための比較対象とは?

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「強み」「弱み」

経営戦略で必ずでてくる言葉です。

「強み」を活かすことが,
成果を出すポイントだとも言われます。

前々回は、強み、弱みを
今までのような形で議論をすることには
意味がない、役に立たないことを
明らかにしました。

参照:強み、弱みは役に立たない!

参照動画(下の画像をクリック)

 

強み、弱みは、
比較の対象があってはじめて意味のある評価軸
であるにもかかわらず、

実際には評価対象を明らかにしていませんし、
比較対象があっても
比較自体が容易ではありません。

わかりやすい比較対象として
業界の標準ですとか、
業界の一般的な会社との比較
という考え方がありますが、

却ってとても危険があることを
前回、事例を元にあなたと共有しました。

参照:業界標準や他社との比較は危険!

参照動画(下の画像をクリック)

 

今回は、
戦略を導き出すことを考えたときに、
何を評価をする時の対象に据えるのか
という点をあなたと共有します。

(動画再生時間:8分29秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 

逆転が起きる

比較の対象となることは、
なぜそれを比較の対象に据えるのか、
そしてどの様な観点でそれを使うのか
をわかっていないと

評価すること、
その結果から戦略を導き出すこと自体に
意味がなくなってしまいます。

例えば、
強み、弱みを評価項目の一つに据える
SWOT分析においても、
この大事な点を忘れて議論をしています。

強みを活かす戦略を考える時であっても、
弱みを取り除く戦略を考える時であっても、
今回お伝えするこの大事な点を
実のところすっかり忘れています。

評価をする時の対象を
なに据えるかを適切にしないと
そして、それを明らかにしていないと、

強みと考えていることが
実は弱みになってしまうことが起こります。

逆に、弱みと思っていたことが
実は強みに変わることもあります。

このような逆転は
いくらでも起こりえますし、
当たり前に起きることです。

 

強み、弱みの前提

今までの強み、弱みの検討を行った場合、
自社の経営・事業の強み、弱みを討論し、
検討する人の頭の中は、

今、行っている経営・事業が
すべて前提になっています。

今の経営・事業を
これからもそのままずっと行う時に
強いと思われること、
弱いと考えられることを
それぞれ挙げて検討してきました。

現在の事業のやり方、
今のビジネスの構造、
あるいは、今のビジネスのスキームが
すべて前提にして考えています。

今のこのやり方を
そのまま今後もズーッと続けていくのならば、

今の強みは強みのまま
になる可能性が高いですし、

今の弱みは弱みのまま
である可能性が高いです。

経営・事業の目的、将来の姿を考えたときに
今の経営・事業のやり方、
今のビジネスの構造、
今のビジネススキームを

変えること、変わることは、
実は当たり前に起きることです。

今のままで続くことは、
ほぼありえないと思います。

会社や事業を取り巻く外的要因、
例えば、法律とか環境といったものが
変わることによって、

経営事業のやり方、
ビジネスの構造、
ビジネススキームなどが
大きく変わるということは当たり前に起きます。

そしてこれは避けることができません。

今までの内容、過去の状況に引きずられて
今後も経営・事業を計画して行うのか、

それとも、
経営・事業のこれから将来の姿に基づいて、
それが実現できるように
今の段階から経営・事業に取り組むのか、

あなたはこのどちらを選ぶのか
ということが重要です。

 

経営・事業を評価する比較対象

例えば。

現在、直接販売が売上の全体の8割を占め、
この直接販売のやり方を
今後も継続していくと考えたとしましょう。

その時、今の強みを考えた結果、

新規のお客様を集める方法
新規のお客様に対応する営業マンの数
あるいは、
その時の営業マンのスキル

が優れている、強みだと
考えたとしましょう。

今のまま直接販売を
主たる販売経路にするならば、

先ほどの内容は強みでしょうし、
その強みはそのまま強みになるでしょう。

しかし、
事業の目的、将来の姿を考えた時に、

事業のやり方として
直接販売より間接販売を高めることが
望ましいとなれば、
ビジネスの方法は
今とはまったく異なるでしょう。

集める対象が、
エンドユーザーから販売代理店に変わるで、

今までの直販で
新しいお客様を集める方法は
強みではなくなります。

現在の間接販売に対する
営業マンの数がゼロだとしましょう。

今までやってきた直接販売を
このままズーっと続ける、
間接販売は気にしないのであれば、

この間接販売の営業マンが
いない状況は
強みでも弱みでもない
と捉えることができます。

しかし、今後は間接販売を主にするとなれば、
今の間接販売に携わる営業マンがいないことは
弱みに転じてしまいます。

「直接販売から間接販売に転換することは
考えなければいいんだ。

経営資源から考えても、
その様な方向に進むなんてありえない」
のような意見を言われる方もいると思います。

しかし、事業の目的、
この目的を実現する方法、
会社を取り巻く状況を考えた時に

直接販売から間接販売に移行する決断を
することは起きないとは断言できません。

 

劇的に変化は訪れる

ここまで劇的に変わらなかったとしても
例えば、

方向性は同じであっても
事業の形、中身が変わることは
低くはありません。

会社の事業の将来像は
自分たちの意志で決められる部分と

お客様の要望を取り込む、
あるいは自社を取り囲む環境の動向などにより、
その外的要因を加味しなければ
ならない点を含んでいます。

この外的要因の部分は忘れてはいけないし、
避けては通れません。

自社の経営・事業を取り囲む環境も状況も
どんどん変わっていきます。

しかもその変化はあっという間です。

あなたの事業、ビジネスに
変化はあっという間に訪れます。

 

比較対象は「目的、将来の姿」

この点を考えると
今の経営・事業の考え方ありきで
そこに評価を加えることは、
必ずしも適していない可能性が高いです。

今までの現在ある経営・事業を前提に
将来を考えるのではなく、

経営・事業がこれから実現したい目的、
将来の姿に対して、
今現在の状況評価して、

その内容から戦略を導き出し、
その戦略に適した、即した施策、
対応策を考えて行う必要があります。

比較対象は、
強豪あるいは業界の標準的な会社ではなく、
あなたの経営・事業が実現を目指す目的、
将来の姿です。

目指す目的、将来の姿と
今現在の経営・事業内容を比べたときに
どうなっているのかを検討します。

目指す目的、将来の姿は
あなたの会社、自社の事業だけのものです。

中身はいろいろあるでしょうが、
比較対象は、自社の事業の目的、
将来の姿一つだけです。

当然ですが、
他社のものとの比較ではないので、

自社の目指す目的、将来像と
現在の経営・事業の状況の一対一の比較です。

前々回やったように、
競合が複数あるから、あるいは
突然強豪が現れるから
というようなことによって生じる
評価の不具合は一切ありません。

 

事業の目的、将来像を検討

次に強豪の情報が十分とは限らないので、
比較することが難しい、という点を
前々回、あなたと共有しています。

しかし、
比較対象を自社の経営・事業の目的、
将来の姿にすると、
対象の情報が十分にないことは
起こりません。

もし十分ではないとしたら、
それは自社の経営・事業の目的、
あるいは将来像の内容が、

細かく、具体的に、
十分に検討されていなかった
というだけのことです。

足りないのならば、
経営・事業の目的、将来の姿を
詳しく具体的に検討すことを
行えば良いだけです。

競合の情報が入手できたとしても、
それをタイムリーに更新し比較することが
実は容易ではないことを
前々回あなたと共有しました。

しかし。

比較する対象が
自社の経営・事業の目的、将来の姿ならば、

目的、将来の姿を少しでも変更したなれば、
その内容はすぐ手に入るものです。

それを使って検討することは
難しくはないはずです。

数値のような具体的な内容を
経営・事業の目的や将来の姿に組み込んでおけば、

現状と比較をしてどうなっているのかを
数字を使って明確に比較をすることも可能です。

 

経営・事業の戦略のための比較

強み、弱みの評価の観点が、
実はおかしいんだ、ということを
前々回、前回に渡ってお伝えしました。

それと共に、
何に対して評価を加えるのかという点が、
今までの強み、弱みの評価の仕方では、
全くずれていました。

今までの内容を元に
これからの経営・事業について
評価をするのではなく、

経営・事業の目的、将来の姿から
今の経営・事業の状況がどうなっているのか、

今の経営・事業の状態が
どのような状態にあるのかを
評価をしてください。

評価の対象は、競合や業界の標準、
業界の中の一般的な会社ではありません。

何があっても、
あなたの会社の経営・事業の目的であり
あなたの経営・事業が
これから実現しようと考えている
将来の姿
これを比較の対象に据えてください。

 

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