反応がおかしい!コミュニケーション以前の問題(その2):社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

コミュニケーションを円滑にしたい。
コミュニケーションを上手に行たい。

だから、コミュニケーションについて学び、
実践しよう、それによって改善しよう
と考える方は少なくありません。

しかし。

コミュニケーションを学ぶ以前に、
改善すべき問題、課題があります。

この点について、
前回からあなたにお伝えをしました。

今回は、
コミュニケーション以前の問題の
その2をあなたと共有します。

相手の反応

経営、事業運営、日々の業務。

うまくいかない原因の一つは、
社長と社員、上司と部下、チーム内などなどでの
コミュニケーションに問題、課題があるからだ。

だからこそ、
コニュニケーションを円滑にしたい。

コミュニケーションを上手にやりたい。

このように考え、
コミュニケーションについて学び、
実践しようとします。

しかし。

コミュニーション云々の前に、
解決しておく問題が
現実にはゴロゴロしています。

前回は、
あなたが伝えようとしている内容は、
あなたはよくわかっているけれど、

相手には、
「あれがどうして、
 これがこうなって、
 だからそうなるんだよ」と
聞こえていると言う点を、
あなたと共有しました。

現実は、あなたの言っていることは、
ほとんど相手には伝わっていない、

相手にして見ると、
何を言っているのかちっともわからない
という状況なのでした。

今回、あなたと共有する点は、
反応がおかしい、変だ、という内容です。

ちょっと想像をしてみてください。

例えば、
業務上のある機能が、あるのかないのかを
相手に確認したいとします。

あるいは、
業務上のある動作が、動くのか動かないのかを
相手に確認するために
次のような質問を
相手の○○さんにしました。

「○○さん。
 〜〜の機能は、
 今回はあるの?
 組み込んでいるの?

 それとも
 その〜〜の機能はないの?」

あるいは、
「○○さん。
 〜〜の機能は、動くのかな?
 それとも動かないのかな?
 どっちなんだろう」

最近多い反応とは

最近多いな、と感じる
相手の○○さんの答え、反応。

それは、
「その機能ですけれど、
 〜〜が発生する場合があって、
 そこで〜〜が問題になるんです」
のような回答です。

この回答を聞くと、
頭の中を「?」マークが
ぐるぐる飛び交うわけです。

〜〜が発生する場合があって、
それが問題なんだな。

それはわかった。

わかったんだけれども、
そもそもの質問は、
その機能があるのかないのか、

あるいは、
動くのか動かないのか。

私は、その点が知りたいんだけれど
と思うわけです。

そこでもう一度、○○さんに尋ねます。

「〜〜が問題として
 発生することはわかったよ。

 それはわかったから、
 その機能があるのかないのか。

 あるいは、その機能が
 動くのか動かないのか、
 それを教えてほしいだけれど。」

すると帰ってくる答えは、
「ですから、
 〜〜が生じることが
 問題になるんですね。

 〜〜が生じるのは、
 〜〜が〜〜する場合で、
 ・・・・・」と、
さらに、問題が発生する状況や
その理由などを
詳しく説明しようとします。

そこで仕方なく、
「ちょっと待ってね。
 詳しい理由はこのあと聞くから。

 まずは質問に
 答えてほしいだけれど」
と相手の話を
遮らざるおえなくなります。

相手の○○さんは、
自分の話が遮られたので、
なんとも不服そうな表情、応対になります。

なぜ話が遮られたのか
わかっていないからでしょうね。

本当に知りたいこと

あなたはすでに
お気づきだと思います。

〜〜が発生することが問題であること。

そのようなことはあるでしょう。

しかし、
知りたいことは、
その機能があるのか、ないのか。

あるいは、
その機能が
動くのか、動かないのか。

端的に言うと、
YesなのかNoなのか。
これをまず知りたいわけです。

例えば、YES。
その機能がある。
その機能が動く。

業務上その機能が必須、
動くことが必要ならば、

機能がある、動くので、
まずはOK。

その上で生じる問題を明らかにして、
対応策を講じることになります。

問題が発生する状況によっては、
もしかすると、
大した問題ではないこと、
○○さんが心配しすぎていたこと
かもしれません。

逆に、No.
その機能がない。
その機能が動かない。

業務上その機能が必須、
動くことが必要ならば、
早急に問題を明らかにして解決し、

機能を実装すること、
動くようにすることに
対応する必要があるでしょう。

まずやるべきこと

質問をされた。

それならば、
まずは質問に答えることです。

先ほどの質問ならば、

「その機能はあります。」
あるいは、
「その機能はありません。」

「その機能は動きます。」
あるいは、
「その機能は動きません。」

その上で、
「機能はありますが、
 〜〜が生じると、
 〜〜が問題となり、
 機能を使えない場合があります」なのか。

あるいは、
「機能はありません。

 なぜなら、〜〜が生じると、
 〜〜が問題となり、
 機能が意味をなさないからです」
のような話なのです。

質問をしたのに、
その質問に回答されずに、
あーだ、こーだと説明をされると、
頭の中が混乱します。

機能がある上での問題なのか。
それとも、機能がない理由なのか。

あるいは、
機能が動くけれど、
何か問題があるのか。

それとも、
機能が動かない理由なのか。

一体どうなのだろうと考えます。

考えるけれどわからないので、
モヤモヤしたまま
○○さんの話を聞くので、
集中できな場合もあります。

話をするには、
好ましい状況にはなりません。

だから、
「ちょっと待ってね。
 まずは質問に答えてほしいだけれど」
ということになります。

受け取った後に

特に仕事に関連して話をしていると、
質問すること、質問されることは
少なくありません。

その際には、
まずは質問に答えることです。

今回お話ししたように、
伝えたいこと、問題生じているとか、
このケースは動かないとかは、
質問に答えた後に、
話をするものです。

まずは相手の質問に
明確に応えることです。

何らかの理由は説明を伴うにしても、
それが質問の回答に
つながる形で話をしましょう。

もろもろの説明、
あるいは問題点などは、

質問への回答を相手が受け取ったことが
はっきりした後に
相手に伝えることです。

これは前回の話にも近い観点です。

問題点や理由を聞かされる相手と、
あなたが同じ内容、背景を
知っているとは限りません。

そもそも、
相手が質問をすること自体、
双方が理解している内容が、
合わさっていなわけです。

質問は、双方の認識を
合わせるため行なっている、
と言う側面もあります。

双方の理解内容、
知っていることがほぼ同じなので、
相手の話がわかります。
理解できるわけです。

だから。

理由や問題がいろいろあり、
伝えたいことが
たくさんあったとしても、

質問をされたら、
まずはその質問に答えることです。

その上で、
問題や理由などなど、
追加の情報を話しましょう。

相手から質問をされたら、
まずはその質問に答える。

これもコミュニケーション以前の
問題、課題です。

対応、解決していれば、
コミュニケーションはうまく進むものです。

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