社員が行動しない理由(1)人が行動する基本:マネジメント基礎講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

今回は、社員のやる気を引き出す、
最も根本・根幹の部分を
あなたと共有します。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:10分39秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

業績を伸ばすことと
社員のやる気引き出す問題を
切り離して取り組むので、

事業の成果につながらなですし、
社員のやる気も出ないことを
前回、あなたと共有しました。

前回の記事:業績とやる気の向上に同時に取り組む
参考動画(下の画像をクリック)

【前回までの他の参考記事と動画】
参照記事:いろいろ取り組んでも成果が出ない理由
参考動画(下の画像をクリック)

参照記事:事業の成果は関係性と順番で決まる
参考動画(下の画像をクリック)

参照記事:事業の成果は詳しい内容から
参考動画(下の画像をクリック)

参照記事:成果を出すには連続した方法
参考動画(下の画像をクリック)

事業の目的、事業の将来像、事業の戦略など
事業に関して検討する要素と

社員のやる気を引き出すことを
セットにして検討し、

事業の成果と社員のやる気、
どちらも一度に伸ばしてしまうには、
どうするのでしょうか?

 

それが当たり前

今までも経営戦略、事業戦略を策定し、
社内に説明をし、該当する部門に
割り振ってきたでしょう。

実行計画を作らせても、
実際のところは
あまり実施しないし、

実行しても状況は
たいして変わらなかった

という経験をお持ちの社長、
経営者の方は少なくありません。

なぜなのでしょうか?

人は言われたことには
それほど真剣には
取り組まないからです。

自ら考え自分で決めた事でなければ、
そもそも進んで実行はしないですし、

実行した結果からさらに考え、
何とかしようとはしないからです。

指示されて「面倒臭いな」
と思ったことがありませんか?

「何故それをやらなきゃいけないのさ」
と思ったことがありませんか?

「言われたから仕方がない、
やりますけどね」と思い、
実際に言われたことだけしか
やらなかった経験がありませんか?

指示されたから
叱られないようにだけ行い、
できるだけ手をかけずにやった、
という経験がありませんか?

どこの会社でも、
もちろんあなたの会社でも
これが当たり前に
起きていることです。

指示されると、
指示されたことしかやらない。

指示されると、実行するけれど、
それ以上になんとかしようとはしない。

当然、言われた事、
指示された事を行う時に、
やる気は起きません。

嫌々、渋々、
仕方なくやるだけです。

これが普通、当たり前のことです。

 

解決できなかった!

この状態を打ち破るには、
どうしたら良いでしょうか?

実施することを
社員に指示するのではなく、

社員が興味、関心を持ち、
自ら考えるようにすれば、
打破することできます。

それには、社員が興味・関心を持てる
事業の目的、事業の将来像、
戦略を設ければ良いと
考えることができます。

あなたにも経験があると思いますが、
人は自分が興味・関心を持てることには、
自ら進んで取り組むからです。

しかし、
ちょっと待ってください。

その通りなのですが、
社員が興味・関心を持てる内容を、
事業の目的、将来像に
設定することができるでしょうか?

少し考えて見てください。

今の仕事内容、事業への取り組みに、
社員が興味・関心を持っている状態に
あなたの会社はなっているでしょうか?

もしそうなっているならば、
業績や社員のやる気で
気をもむことは、
ほとんどないと思います。

実際には、多くの社長、経営者の方が、
業績だけでなく、社員のやる気にも
頭を悩ませている状況です。

正直に言うと、
社員が興味・関心を
持てる内容にすることは、
簡単なことではないです。

ではどうするのでしょうか?

 

考える状況を作る

社員が興味・関心を持ち、
やる気を持って取り組む
ようにするには、
2つのポイントがあります。

今回は1つ目のポイントを
明らかにします。

2つ目のポイントは、
次回、あなたと共有します。

1つ目のポイントは、

事業の目的、事業の将来像、
事業の戦略を検討する時に、
社員自身に考えさせる事です。

社員に考えさせ、
その考えを導き出します。

その内容をもとに、
事業の目的、事業の将来像、
事業の戦略などの

事業の業績をもたらす
要素の内容を検討し、
整理をします。

それにより、社員が考え、検討し、
自分達で決めた状態にします。

自分達で導き出した事柄で、
しかも、それを実現する、
実行する必要があると納得すると、

人はそれをやる方向に
向かうからです。

 

社員の考えは危険か?

このポイントをお話しすると、

「社員は事業の将来なんか、
そもそも考えていないから、
そんな事は無理だ」とか、

「社員に考えさせると、
とんでもないことを考えるから
そんなことは危険すぎる」

の様な否定的な意見が
あると思います。

実際に、この様な意見を、
社長がおっしゃられるのを
たくさん聞いてきました。

社員たちに考えさせると言っても、
自由に勝手に考えさせる、
どんな考えでも出して良い、
というわけではありません。

考える内容や課題、
テーマを設定し、
考えを導き出せる様に
補助する必要があります。

あまりにも突飛な内容、
例えば 今の事業をやめて、
新たにこんな事業を
今すぐやる必要がある、

のような方向に、
安易に議論が進まないように
補助する必要はあります。

大きな方向性は規定しても、
それ以外は一度、
自由に考える場を
設けることです。

そこで社員自らが考え、
決める場面を作ります。

 

任せきりにしない

もう一点、
社長、経緯者の方が
心がけて置くことがあります。

社員が自分で考える、
考えた出した内容を整理し、
実行できるようにする。

これを実行することは、
実際のところ、容易ではありません。

社員がやり方に迷うこと、
堂々巡りしてしまうこと
があるでしょう。

そもそもやり続けることが、
今の業務もある中では、
簡単なことではありません。

今の業務を多少軽減しても、
考えることそのものが
簡単なことではなく
面倒臭いことなので、

今の業務を優先する必要がある、
などのもっともらしい理屈をつけて、
考えることを続けないからです。

社員が自ら考え、検討し、整理する。

この活動を継続して実施できるように、
社長、経営側が強力に
サポートする必要があります。

機会や場を作ったから、
「あとはやっておけ」ではなく、

継続して実施できるように、
中身を伴う議論ができるように、
機会と場を経営側が
マネジメントする必要があります。

この活動を社員が行うことよって、
今までの様な、
目的や将来像、戦略を
与えてきた場合に比べ、

事業に関する検討、
施策、業務への取り組みが、
格段に意欲を持ってやろう、
と変わって行きます。

業務、仕事に、
意欲的に取り組む社員が
増えて行きます。

事業、業務、仕事に、
意欲的に取り組む社員が増えるので、
事業の成果・結果が出る様になります。

しかも、今までよりも、
はるかに簡単にこれらの状況を
手に入れることが
できるようになります。

 

次回は、
社員が興味・関心を持ち、
やる気を持って
取り組むようにするための
2つ目のポイントを明らかにします。

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