成果をもたらす社員とは?

公開日:2019/07/25

更新日:2019/08/27


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員と話をする時に
使わない方がいい単語、
使わないほうが好ましい単語が
いくつかあるとことをお話ししました。

詳しい内容は、
以下のリンクからご覧になってください。

参照:社員に言ってはいけない、使ってはいけない言葉
動画は画像をクリック

参照:社員にその言葉は伝わらない!
動画は画像をクリック

言わない方が良い単語、
言わない方が好ましい単語を言うと、
これに冷める社員と反応する社員がいます。

それぞれの人を観察すると、
それぞれの人の資質が垣間見えるという点を
前回お伝えをしました。

参照:あの言葉に反応する社員は要注意!
動画は画像をクリック

今回はその2回目です。

前回、言わない方が良い単語、
例えば「頑張れ」とか「しっかり」を
あなたが言った時に、

それに対して良い反応、
乗ってくる反応をする社員について

どの様な資質があり、
どの様に対応するのかをお伝えしました。

今回は、そのもう一方の人たち、
「しっかり」とか「頑張れ」を聞くと、
シラケる、熱量が覚める人たち
について考えます。

(動画再生時間:11分39秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 

2つのグループ

社員と話をするときに、
社員に言葉で伝えるときに、

言わない方が良い単語、
使わないほうが好ましい単語、

これを使った時に、
反応しないしらける人、
熱がすっと冷める人たちは、
「あきらめモード」の社員です。

業績、成果結果が
芳しくない会社の場合、
この「あきらめモード」の社員が
多数派を占めます・

この「あきらめモード」の
社員の中にも。
2つのグループがあります。

一つのグループは、
言わない方が良い単語、
「がんばれ」とか「しっかり」
という言葉を聞くと、

「また同じ事言ってる」とか
「まぁ聞き流しておけばいいや」
のような対応する、
「本当のあきらめモード」の人たちです。

もう一つのグループは、
現状に不満を抱え、
それを実際に口に出す人たち、
文句ばかり言う人たち、
「不平不満モード」の人たちです。

この人たちに対して、
多くの社長、経営者、役職者は、

「文句を言ってる暇があったら、やれよ!」
と思っているのではないでしょうか?

ある意味、文句ばかり言う
面倒臭い連中と
とらえていることが多いと思います。

先ほどお伝えしたように、
「本当のあきらめモード」と
「不平不満モード」の人たちを含む
「あきらめモード」の人たちは、

成果・結果があまり芳しくない会社の場合、
多数派を占めています。

これから成果・結果を手にする、
今後、成果・結果が手にできるようにする
ことを考えたとき、

「本当のあきらめモード」の社員と
「不平不満モード」の社員と、
どちらのグループにあなたはプローチをし、
働きかけることを考えるでしょうか?

「本当のあきらめモード」の社員に
働きかけて、変えようとするでしょうか?

それとも
「不平不満モード」の社員に働きかけて、
変えようとするでしょうか?

どちらに重点を置きますか?

なぜこのようなことを尋ねて、
明らかにしようとしているのかというと、

どちらのグループに注力するかによって、
成果・結果が全く変わってしまうからです。

 

多くの人は変えられない!

多くの場合、
「本当のあきらめモード」の社員に
注力するという答えが多いです。

大多数派なので、
彼らの意識、対応が変われば、
成果につながりやすいし、
結果が大きくなると考えるからです。

少し考えていただきたいのですが、
今までも社員のやる気を引き出して、
やる気を高める様なことは、
いろいろやってこられていると思います。

その結果、多数の社員のやる気が出て、
成果が出るようになったでしょうか?

実際には
思ったような状況にはなっていない、
という場合が多いと思います。

「本当のあきらめモード」の人たちの
やる気を高め、成果を得ることは、

今までのやり方では、
簡単ではないということです。

簡単に社員のやる気を引き出して、
売上を伸ばすことを
一度にやる方法がありますが、

本題から外れるので、
今回は特に触れることはしません。

一般的に言うと、
今までのよくある社員のやる気を引き出す方法では、
「本当のあきらめモード」の人たちを
何とかすることは極めて難しいです。

誤解のないように言っておきますが、
「本当のあきらめモード」の人たちの中にも
働きかけるとやる気を出す人は、
わずかにはいます。

それなので、
全く相手にしないという意味ではないです。

ただし、働きかけ方が今までのやり方では、
難しいということです。

 

嫌な相手ですが

働きかけるのは、
「本当のあきらめモード」の人ではなく、
「不平不満モード」の人たちです。

このような話をすると、
驚かれる方がいらっしゃると思います。

この後の説明を聞いて、
判断していただきたいと思います。

この「不平不満モード」の人たちは、
不平不満ばかりを言っているだけなので、

社長のあなたや経営者、
役職者からすると嫌なものです。

誰のやり方が嫌だとか、
こうしてくれないとできないとか、
やりにくいから何とかしてくれとか、

自分たちでなんとかしよう
という内容がないからです。

ただ少し考えて欲しいのですが、

不平不満を言うことは、
対象は何であれ、
問題や課題を見つけ出している、
気がついている人たちだと
考えることができると思いませんか?

「不平不満モードの人」は、
仕事でやり難いこと、
支障があることがわかっていて、

それに対し、現状、
自分ではなんともできないと
思っています。

それなので、上司や他部門や、
場合によっては社長のあなたに、
何とかしてほしいと思っていて、

それが不平不満として、
形を変えて出てきていると
考えることができないでしょうか?

今現在でも、
その不平不満を言っている社員が、
自分自身でできることがある
かもしれません。

できることをやっていないならば、
その人にやれるようにアドバイスをし、
やる様に指示をすれば良いだけのことです。

ただ職位やそれに付帯する権限、
組織構造の様なことを考えた時、

自分ではできない
自分がやることではないと
ただ単に思い込んでいるだけ
ということが少なくありません。

 

やらせて解決するだけ

実際に彼らが言っている、
不平不満の中身を
じっくり聞いたことがあるでしょうか?

実際は、社長のあなたご自身が聞くことは、
多くないと思います。

不平不満を言っているということは、
知っていると思います。

それは、
「誰々がこんなことを
不平不満で言っている」
ことを人づてに聞いて、
知っているだけという場合が多いです。

不平不満の中身を、
実は十分に聞いていない、

十分に分かっていない、
あなた自身が理解していない、
という可能性が高いです。

それなので、
じっくり聞く機会を設けたら良い
と思います。

実際に聴いて、
彼ら自身ができる部分について、
どうやったらできるのか
をアドバイスすれば良いわけです。

あるいは、
やるように指示をすれば良いわけです。

部門間の問題、やり方に由来することならば、
社長のあなた、あるいは経営幹部が主導して
解決すれば良いというだけのことだと
思わないでしょうか?

不平不満の内容には、組織間の問題など、
社員自身では解決が難しい点が実際にあります。

それは職位が上の者、
社長のあなたや経営幹部や
それなりの役職の人が主導して
解決すべきことです。

 

厄介者が成果につながる

「不平不満モード」の人たちが抱える
業務上の問題・課題を解決して、
少しでも仕事をやり易くしたら
どうなるでしょうか?

成果が出る様に変わる可能性が、
高くなると思いませんか?

その結果、「不平不満モード」の人の
不平不満はどうなるかというと、
当然得るでしょう。

「不平不満モード」の人たちの
不平不満が減少し、

仕事がやりやすくなり、
成果・結果が出るとなったら
どうでしょうか?

それは、社長のあなたにとっても
望ましいことではありませんか?

「本当のあきらめモード」の人よりも
「不平不満モード」の人に対応した方が、
会社として良い方向に向かう可能性が
極めて高いです。

「不平不満モード」の人たちの話を聞いて、
彼らができること、
彼らがやらなければいけないことは、

できるようにアドバイスをして
やるように指示をする。

そうでないことは、
会社として改善に取り組むます。

「不平不満モード」の人たちは、
得てして「厄介者」
とみられることが多いでが、

冷静に不平不満の内容を聞くと、
成果を手にするための「宝の山」
であることが少なくありません。

あなたは「不平不満モード」の人たちを
「厄介者」として扱いますか?

それとも、

大切な問題・課題点がわかっている
大切な社員として扱い、対応しますか?

正直に言いますけれども、

「厄介者」扱いをしている会社は、
業績、成果・結果が改善していかない、
よくならない傾向が極めて高いです。

無料レポート