成果・結果を簡単に手にするポイント

公開日:2019/07/26

更新日:2019/09/02


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員と話をする時に
使わない方がいい単語、
使わないほうが好ましい単語が
いくつかあるとことをお話ししました。

参照:社員に言ってはいけない、使ってはいけない言葉
動画は画像をクリック

参照:社員にその言葉は伝わらない!
動画は画像をクリック

さらに、その単語を使った時に、

聴いている社員が、
どの様な反応をするのか、
ということから

その社員の資質が垣間見れる、
それぞれの資質にどの様に対応すると、
成果・結果に繋がるのか、
という点をお話しをしました。

参照:あの言葉に反応する社員は要注意!
動画は画像をクリック

参照:成果をもたらす相手とは?
動画は画像をクリック

ここまで4回に渡りお伝えした話は、
そもそも経営の実務をほぼ担っている
ある後継者の方の相談内容を
整理した内容です。

この相談してくださった後継者の方が、
相談後にどうだったのかを
今回、お話をします。

この後継者の方の対応の中身に、
簡単に成果を手にするポイントがあるので、
それをあなたと共有したいと思います。

(動画再生時間:12分10秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

発言を確かめてみた

この後継者さんが、
相談をいただいたおよそ1カ月後、

その1カ月間、何をどの様に実施したのかを
お話しいただく機会がありました。

この後継者さんは、
実際に自分が社員に対して、
どの様に話をしているのか、

言わない方が良い言葉を
言っているのかどうか、

どのくらいその言葉を口にしているのか
を調べてみたそうです。

何をしたのかというと、
社員に向かって
自分が話をする機会があった時、
その内容を録音したそうです。

これは本当にすごいと思います。

実際に録音をして、
確認した点がすごいです。

良いアドバイスをされた、
良い内容を聞いたとしても、

実際に取り組み、
この後継者さんの様に、
確認をするという方は多くはないです。

大抵、話の内容に納得して、
それでおしまい、
ということが多いです。

実際に自分の状況を確認した
ということがとても重要です。

確認をしてみたら
かなりショックだったと、
この後継者さんはおっしゃっていました。

言ってはいけない言葉を
予想以上に口にしていたと言うのです。

この後継者さんは、
”がんばる”に類する言葉を
結構多く言っていたそうです。

 

現状分析をした

自分の話の内容を録音したという事は、
ご自身の状況を確認したという事です。

把握したということです。

もう少し言葉を変えて言うと、
「現状分析」をしたということです。

この「現状分析」ですけれども、
誰でも結構やることだ
と思われていると思います。

例えば、
経営計画とか事業計画とか、
年度計画を作る際にも、

今の会社の状況を把握するということで。
「現状分析」と称して。

社員の数とか
売上、利益の推移とか、
あるいは強みとか弱みなどを
調べると思います。

しかし、

「現状分析」をやったけれど、
結果がよくわからない、
実施したけれど意味がわからないとか、

分かったような内容がつかめなかった
という結果しか得られなかった
と感じる事が実は多いです。

なぜこの様な分析をしたのだろう、
なぜこの様な分析を
しなければならないのだろう
と感じたことが、

私も何度もありますし
しっくりしないという経験を
散々してきました。

一方、ごく稀にですが、
「現状分析」を行った結果、

いろいろわかって役に立った
ということがあります。

それは、今回のこの後継者さんの様に、
言ってはいけない言葉を自分を話す時に、
どれだけ言っているのか、
ということを調べて、
分析するような場合です。

 

上手くいく現状分析とは?

現状分析を行ったけれど
よくわかんない、しっくりこないなという場合と、

うまくいく場合と
何が違うと思いますか?

うまくいった、やってよかった
と思うケースは、

今回のこの後継者さんのように、
何を知りたいのか、
それがはっきりしたうえで、

今、話をした時に、
どの言葉を多く使っているのか、
ということを確かめた場合です。

一方、計画を作る前の現状分析の様に、
うまくいかない場合は、

何をどうしたいのかという
明確な事がない状況で、
データを集めて
分析をしているケースです。

例えば、
その様な場合でも、
「売り上げを増大する」の様な内容は
あったかもしれませんが、

どの言葉を
どれだけ使っているのかと比べて、

この売上の増大は
同じレベルなのかというと
どうでしょうか?

簡単に言うと、
話がデカすぎる、
何を知りたいのかよくわからない、
という事です。

この違いに、
現状分析で結果が得られる、
役に立つ場合と、

結果がうまく得られないという
大きな差を生み出す
ポイントがあります。

例えば、
話をすると社員が引く、
社員の熱が冷めるという今回のことについて、
現状分析を今までと同じようにすると、
どのような観点でデータを集めて
分析しようとするでしょうか?

考えられる内容は、
どんな内容の話をしているとか、
誰に対して話をしたとか、
何人に対して話をしたとか、
何分話をしたとか。

パワーポイントを使ったとか、
使わなかったとか、
身振り手振りはどうだったとか。

この様なことを調べることになるでしょう。

もちろんこれらが、
まったく関係ないとは言いません。

重要なケースも
もちろんありますから。

しかし、この観点で
データを集め分析をしたとしても、

何をどうすればよいのか、
なかなか見つけ出すことは
できないと思います。

何を知りたいのかが
はっきりしたうえで、

何を知るための確認作業なのか、
その点を押さえた上で
現状分析をするから、
役に立つ結果が得られます。

 

すぐにやるから凄い!

この後継者さんのすごいところが、
さらにいくつかあります。

ご自身の現状把握した結果、
がんばるに類する言葉を
よく言っていることがわかりました。

その上で、
がんばるに類する言葉を
言わないようにして
社員に話を実際にしています。

そして社員に話をしたら
急に社員の熱が冷める、
シラケる感覚が、
少なくなったことを
実感している点です。

すぐに実践をして
確かめた点がすごいわけです。

 

優先すべきこと

さらに重要なポイントがあります。

ご自分が話をしている中身を
録音して確認をした時、

この後継者さんは、
「きちんと」という言葉を
「がんばる」ほどではなのですが、
結構、言っていることがわかっています。

しかし、実践をする時には、
「がんばる」に類する言葉は
言わないように注意はしていますが、

「きちんと」については、
注意を払うことをしませんでした。

なぜだと思いますか?

どちらも注意して、両方とも言わないに
越したことはありません。

しかしこの後継者さんは、
いろいろなことに注意を払うと、
実践することが難しくなると考え、

一番多く言っていた
「がんばる」に類する言葉だけを
言わないないようにしました。

原因と考えることと
その解決策について
優先順位をつけて、集中したということです。

最も数多く言っている言葉を言わない。

それが一番影響が大きい
と考えるわけですから、

影響が大きい事項を
最初にやるように優先順位付けをした事が、
簡単に成果を手にするポイントです。

当たり前、言われると誰でも
わかることですが、

実際に優先順位付けをする時に
やりやすい事項の優先順位を
高くするということが比較的多いです。

簡単だから、やりやすいから、
すぐに取り掛かれるから。

だからその部分から取り掛かって、
早く結果を得ようとします。

しかし、成果・結果は
たいしたことがない場合が、
少ないことが多いです。

 

一度に直すのは難しい!

よくやってしまうことは、
いくつかの事柄を並行して実行しようとします。

今回の例で言えば、
「がんばれ」に類する言葉だけではなく、
「しっかり」も言わないようにするとか、

さらに「きちんと」も言わない様に加えようとか、
あるいは、
言ってはいけない言葉を言わない
と同時に、
身振り手振りを加えることもやろう
ということをします。

複数のことを一度に治す方が
効率が良いように思うから
やるわけなんですけれども、

成果を手にする点では、
必ずしもプラスとは言えません。

 

効果がわからない

他にも理由があります。

実践した効果があったのかどうか、
効果が生じた原因は何か、

それが分かると
他に応用することができます。

複数のことを一度にやると、
何がうまく働いていて
成果につながったのか
という点がわからなくなります。

成果に対する理由、
原因が分からないと、
これを他で活用するということには
つながりません。

時間が少しかかったとしても
一度に複数のことをやる様な
欲張ることをせずに、

一つ一つ実行し成果・結果を確かめたほうが、
実践した内容の応用が利きますし、
長い目で見てプラスに働くことが多いです。

 

簡単に成果・結果を手にするには

簡単に成果を手にするためには、
目的を明らかにした上で現状を把握すること、

影響の大きな事項の優先順位を高くすること、

一つ一つ具体的なことを実行していくこと。

これらが重要な点です。

あなたは、

目的を明らかにして現状を捉える
現状分析をしているでしょうか?

簡単にできること、
やり易いことの優先順位を高めるのではなく、

影響の大きな事項に取り組むように
優先順位をつけることをしているでしょうか?

一つ一つ階段を階段を登るように、
具体的なことに取り組んで、
結果を見ることをしているでしょうか?

頭で分かっているだけではなく、
実際にできる、
実査にやることが、

実は簡単に成果・結果を
手にすることにつながります。

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