「やる気」につながる社員への対応

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

今回から、より多くの社員のやる気を引き出すために、
どの様にするのかという点を、
3回に渡りあなたと共有します。

(動画再生時間:10分5秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 

【関連する前回までの記事と動画】
参照:社員のやる気が無い状態とは?
参考動画(下の画像をクリック)

参照:社長、経営者が望む社員のやる気とは?
参考動画(下の画像をクリック)

参照:社員のやる気を引き出すポイント
参考動画(下の画像をクリック)

参照:全社員のやる気が引き出せる?
参考動画(下の画像をクリック)

参照:やる気のある社員は自社にいるのだろうか?
参考動画(下の画像をクリック)

参照:本当に「やる気」を引き出すならば
参考動画(下の画像をクリック)

 

社員を放っておく?

社長、経営者のあなたが、
社員のやる気を引き出すための活動をした結果、
やる気が引き出される社員がいます。

彼らについては、
前回までにお伝えした様に対応することで、
社員のやる気はさらに引き出され、
強くなり、考え方、行動が変わります。

これは、やる気が引き出された社員たち
への対応でした。

では

やる気が引き出されない社員、
関わらない様にする社員に対しては、
どの様にするのでしょうか?

「社員が関わりたくない
と思っているのだから、
そのまま放っておく」
という考えもあるでしょう。

今までにお伝えしように、放っておいても、
やる気が引き出された社員からの影響を受けて、

やる気が少しづつでも
引き出される社員はいます。

しかし、放っておかなければ、
より多くの社員のやる気が、
引き出される可能性が高くなります。

 

業務を仕分ける

関わらない様にする社員には、
その社員の上司の対応の中身が重要です。

実際に、役職者が、
どの様な対応をする必要があるのか、
という点を説明します。

やる気を引き出そうと
社長、経営者のあなたが行動した時に、

関わらない様にしている社員、
やる気が引き出されなかった社員に対して、
どの様に対応するのかという、”How”の部分です。

最初に、相手の今の仕事の内容を聴き出します。

聞きだす側の上司からの意見を言わず、
部下の社員に発言をさせて、
中身を聴き出します。

仕事の種類、内容だけでなく、
どのくらいの作業量を
それぞれの仕事に割いているのか
を聴き出すことを忘れないでください。

次に、洗い出された仕事を
次の5つの観点で仕分けます。

⑴事業の目的、将来像の実現に関係する業務
⑵当面の事業遂行に必要な業務
⑶相手が行うべきではない仕事、
その相手以外の人がやるべき仕事
⑷終息させていく仕事
⑸行う必要のない仕事

 

社員と確認する

仕分ける時は、
社員と共に考えて仕分けることでも良いですが、

最初のうちは、
上司がある程度仕分けて、
その内容を部下の社員と確認する方が、
わかりやすいでしょう。

社員と仕分けた内容を確認し、
仕分けの変更、調整を行う時には、

先ほどの5区分ではなく、
次の3区分の方が、
社員の相手には最初はわかりやすいです。

a)当面続けて行う業務
b)本来やるべき人に振り分ける業務
c)終結させる、やめる業務

a)の当面続けて行う業務は、
先ほとの5区分の⑴と⑵に該当します。

b)の本来やるべき人に振り分ける業務は、
先ほどの5区分の⑶に該当します。

本来やるべき、というのは、
例えば、その部署の他の社員であるとか、
他部門が本来行うべき業務、
ということです。

c)の終息、やめる業務は、
先ほどの5区分の⑷と⑸です。

 

議論をする

部下の社員と仕分けた内容を確認し、
仕分けを変更調整する際には、
そのやり方に注意が必要です。

洗い出した業務の内容を
上司が仕分けた結果をそのまま伝えること、

「これはあなたがやるのではなく、
他の人に割り当てる仕事」とか、

「これはやめる仕事」と、
一方的に上司が仕分けた結果を
伝えることは避けてください。

上司が仕分けた結果を
単に伝えるのではなく、

「これはあなたがやるのではなく、
他部門が行う仕事だと思うけれど、
あなたはどの様に考えていますか?」
と社員の意見を聞いてください。

不適切な返答、例えば、
「これは私でなければできない」
の様なものであっても、
怒る、叱らないでください。

相手の返答を元に、
「部門の役割から考えると
こちらの部署で行うことだと考えるけれど、
どう思いますか?」
などと議論をしてください。

 

指示をしない

社員と仕分け内容を
確認、調整する時には、
社員自身が考えを修正できる様に、
議論を通じて社員を導いてください。

「これはあなたがやるのではなく、
他の人に割り当てる仕事だ」と言うと、
それが社員に対する指示に
なってしまうからです。

指示されたと社員が感じた瞬間に、
それは自分の仕事というより、
指示されただけの仕事になり、

自分で考えることは
全く行わなくなるからです。

指示されたことだけをやれば
それでいいじゃないか、
と考える様になるからです。

指示が適切ではない点は、
以前「「指示待ち社員」の会社が行き着く先
の中でもお伝えしました。
参照動画:

「指示された」から、
それに沿った行動をしている、
と相手に思わせるのではなく、

「社員が自分の意見を言い、
上司と議論をする過程で
この結論に達した。

その内容に自分自身、
それなりに納得はしている。
だから行おう」
という状態に相手をおくことが重要です。

今回は、
やる気が引き出されなかった社員、
関わりたくないと考える社員
に対する対応の最初の段階として、

社員が今現在、行なっている業務
について仕分けることについて
お伝えしました。

仕分けを行なう際には
更に加えて重要な点があるので、
その点を次回、あなたと共有します。

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